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家に行きました
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そして今 佐藤君家の前にいます。
はい、ジャージです。いいですよね?そんな、お洒落しなくてもね?
「ナニコイツフザケテル?」みたいにならねーよな…
だって家だし。服着てるだけマシだろ。
緊張しながらインターホンを押す
『あ、先輩!!今出ます!』
「あっ、はい!」
なんかインターホン越しとかだと敬語で話しちゃうんだよな。理由はわからないけど。
多分皆そうだろ、絶対そうだろ。
佐藤君家は広くてキレイで、なんというか明るかった。
人がちゃんと生活しているような
ご飯の用意、洗濯掃除とか家事全般をしてくれるお母さんがいて
生活費を稼いでくれて、時には体を張って家族を守り、休みの日には一緒にキャッチボールに行くようなお父さんがいて
自分を慕い 尊敬してくれる、けど友達よりも距離の近い 兄弟姉妹がいる。
そんな温かい家庭がここにはあるんだと思い、
少し目から水が出そうになった。決して涙ではない。
心の汗だ。
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