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決して悪口ではありません
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確かに佐藤くんは人を見る目がない。それどころか俺なんかを性的対象としてみている、いやむしろ俺だけを性的対象としてみている。ホモで変態で人をバカにして怒ると怖くて
けど誰よりも優しくてかっこよくて面白い。
それをお前らは知らない。
今まで表面上の佐藤くんしか愛してなかったのかと、
本当の佐藤くんを見せてもらえなかったのかと
あの言葉を発した奴等に言ってやりたい。
だが俺には無理だ。
相手はギャルだ。女だ。人だ。
俺が挑めるような相手ではない。言ったって「あぁ?」って返されて泣きながら帰るのが落ちだ。
そんなの嫌だ。
「あ、先輩。ゲーム返さないと…」
「ん?あぁそうだな。」
もう俺ん家についたのか。最近時間が早く感じる。
年だからとかそんなんじゃなくて
楽しいんだな。すごい。
だから家に帰ると寂しい。
誰の声も聞こえない、冷たくて暗いこの家に。
けど
「先輩、今日先輩の家で遊んでも良いですか?」
佐藤くんが来てくれるなら
俺はこの家に 喜んで住もう
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