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バレンタインという名の季節無視5
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「せんぱ」
「……んー」
「寝てる」
夢を見た。
夢の中には俺が一人立っていた。真っ暗で一人で孤独で怖くて。
あぁ、俺は一人なんだなって なんか辛くなって
悲しくなって。
理由もわからず涙も出てきて。
そう思ったら 前に佐藤くんがいた。
佐藤くんは笑ってた。
いつもと変わらない笑顔で「先輩!」って呼んでくれた。
そして 俺を抱き締めた。
その瞬間 真っ暗だったこの空間は 一気に明るくなった。
ブワッ って効果音が合うぐらい。
「佐藤くんっ!!」
「あ、目 覚めたんですね」
そうやって 俺を安心させるその笑顔。
何年経っても 俺にだけ向けていてほしい
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