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振りました
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「おい。やめろ、おい!!」
チャラ男の内の一人が俺のポケットから携帯を取りだし 携帯に 出た
『もしもし?先輩?今日どうし「ごめんねぇ?先輩じゃないんだぁ」
『…………アンタ誰?』
あぁ、佐藤くん超怒ってる。激おこだわ激おこ。
「今坂原くんは俺たちと遊んでるから」
『は?……先輩にかわれ』
「おー、怖い怖い。
ほら、佐藤くんがご指名してるぞ」
手は拘束されていたから
チャラ男が俺の耳に携帯を当てる。
「…もしもし」
『先輩何で俺以外の奴と一緒にいんの?意味わかんないんだけど。俺のこと好きじゃなくなったの?説明してくれます?てか説明しろ。早く』
何故俺は 佐藤くんに命令されているんだろう
何故俺は 佐藤くんに怒られているんだろう
「…いしょに…」
『え?』
「最初に俺から離れていったのはお前だろ?佐藤くんだろ!?
愛想がつきたのもお前の方だ。約束を断ったのも昼飯食うの断って俺じゃなくてクラスの奴と食い始めたのだってお前だ!!
何で!!何で故意としてやっていない俺が怒られんだよ!!意味わかんねぇのはこっちだよ!!
俺は!!お前との約束を断ってないのに!!」
子供か俺。言いたいことを叫ぶだけ。
佐藤くんの意見なんか聞きやしない自分勝手な野郎だ。
佐藤くんは優しいから、
最後に俺の我が儘を一つ聞いてくれ
「佐藤くん、好きだ。
楽しかった。もっと一緒にいたかったよ。
けどもう 終わりだ。
ここまでにしよう。
リア充軍団でもいい、大人しめの可愛い子でもいい。
だから、俺以外と幸せになれ。」
俺の我が儘。
最後は 俺から振らせてくれ。
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