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ジジイは変態です
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名字が名前になった。
ちょっと恥ずかしいような嬉しいような…
『桜。今日は家を空けろ。お前はあの人と会うのに邪魔なんだ』
俺は息子なのに邪魔なのかよ
『桜。近づくな。知り合いだと思われたら』
知り合い以前に父子だろ
『お前なんかいらないんだ』
『死んでくれないか?』
『出ていけ』
『飯は外で食ってこい』
『ほら、金』
「先輩!?大丈夫ですか!?」
「……あ?」
昔の事を思い出した。
クソ、あのくそじじいぶん殴ってやりてぇ。
それか あいつの書斎の本棚の下から二番目端から九番に逆さまにして閉まってあるエロ本奥さんに見せてやりたい。しかもロリ巨乳。今思えばあのジジイ 変態だったのか。
ああああ腹立つなあいつ
テメェのエロ本の方が再婚相手の子供に悪影響だろ。
「先輩?大丈夫ですか?」
「さ、桜が…名前がいいんだけど」
「は、はいっ!!
桜先輩、大丈夫ですか?」
「………やっぱ先輩のままでいーわ。」
「え、何でですか?」
「な、なんか変な感じするし」
自分から名前で呼べなんて言っといて勝手な奴だな。自己中心的すぎんだろ。
「桜先輩桜先輩、桜、さーくーらー、桜っ!!」
「やめろ」
嫌がらせか嫌がらせか嫌がらせか嫌がらせか俺に喧嘩売ってんのかこいつ
一発かましてやろうか。
「可愛いですよ、坂原先輩」
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