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副作用です
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「え、と…なんかごめんな?」
「死ねこのゴミ消えろ」
暴言を吐かれる。もういいよ、わかったよ理解したよ
晴輝といる限り暴言暴力は続く。
副作用みたいなものだ。
何かを得るために何かを失う。
この場合
晴輝といる という幸せな日常を得るために
他人から害を受けない という平和な日常を失うのだ。
そんな日常失ったところでどうという話だ。
つくづく思う。
俺は幸福者だ、と。
嫌なことがあったとしても
いくら暴言を吐かれても
いくら暴力をふるわれても
「先輩、行きましょう?」
晴輝といるだけで どうでもよくなる。
「おいマジキモい離れろ近寄るな汚れるキモいキモい」
また俺に暴言か、と思ったが違ったようだ。
それより気になることがあった
「あ、雨柄じゃん…」
「!?…さ、さか、坂原!!」
「あと、保健の先生…?
え、二人ってそういうご関係」
「いや、違うから、ホントコイツとは何もねぇ!!」
「恋人だよ、坂原桜君」
「何で名前知ってんすか」
「え?だって何回か保健室来たことあるだろ?」
俺なんかを覚えてくれてる人がいるなんて…
世の中いい大人も結構いるのかもな
「じゃぁ俺たちはこれで…」
「坂原、違うからな!別に変な関係じゃねぇぞ!!」
きっとその内、雨柄の話は書かれるだろう。
俺のお泊まりが終わった後くらいにな
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