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☆俺と蓮
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なんだか、彼を見てから俺は変だった。
入学式の校長先生の話も耳に入らなくて……
頭がボーっとして…額に手をやったけど熱なんかなくて…
胸がバクバクした。
ドキドキなんて可愛い音なんかじゃなかった。
…………え、
もしかして……恋…!?
うそうそうそうそうそうそ!!??
そんなわけない!!!
一目見たやつに恋!?しかも男だろ!?
ありえないだろ~~~~……。
やめてくれよ~……。
はあぁぁぁぁぁぁ…っと溜め息が出た。
すると、隣から
「おい、大丈夫か?さっきから様子が変だぞ?具合わるいのか?」
って声が聞こえた。
「…あ、あぁ!大丈夫だ!」
そう答えて隣を見ると……金髪の彼がいた……
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
まじかよ!?
俺が今の今まで考えてた相手じゃん!!
てか、なんで隣にいるのに気がつかないんだよ~~~~!!!!
どんだけボーっとしてたんだよ俺ぇぇぇぇぇ……!!!
ぐわぁぁぁぁぁっとして頭を抱えてたら隣から笑い声が聞こえた。
「ぶはっ……お前なにしてんだよww」
隣の彼が肩を震わせて笑っていた。
かぁぁぁぁぁぁ……顔が赤くなるのが分かった。
「なーに顔 赤くしてんだよ。
俺の名前は蓮。日代 蓮だ。よろしくな。」
そして、彼は子供のような笑顔で にっと笑った。
その屈託のない笑顔に……
「俺は明。よろしく…」
俺の中の何かが
ストンと落ちたんだ――……。
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