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☆『最後』の夜①
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俺が頷くとベットには行かないで、蓮はそのまま俺を押し倒した。
そして、そのまま俺にキスをする。
「っん………」
暖かくて、胸がじんわりと暖かくなっていく。
ふにゃんとした柔らかい唇が心地よい…。
蓮が舌で俺の唇をなぞり、それに応えるように薄く口を開けた。
すると、ぬるっと口の中に舌が入ってきて背中がゾクゾクする……
「ふっ……ぁ……んっ」
口からは吐息と喘ぎ声が出て、二人の吐息が絡まり熱くて ふらっと目眩がする。
キスしたまま、ぷちぷちと蓮が服のボタンを外していく。
蓮は優しく胸や太ももを やわやわと触る。
なんだか……ゆっくりと触るため焦らされてるみたい……もどかしくて、中心に熱が集まっていく……
触られたところがじんじんと熱い…
「あっ……ふっぁっ……!」
蓮が胸の突起を口に含む。ちゅっちゅっと口の中で転がしたり吸ったり噛んだり……
それだけでイキそうになり、思わず体をよじる
「ふぁっ……蓮っ……あぁっ……!」
気持ちいい……なんだか恥ずかしくなってギュッと目をつぶる。
すると蓮が
「明……目……開けて……?ちゃんと…最後まで……俺を見てて……?」
と言った。
蓮の言葉に そっと目を開ける。
暗くてよく見えなかったけど……蓮の目には うっすら涙の膜が溜まっているように見えた
途端に凄い罪悪感が押し寄せてくる。俺はこんなことをしていていいのだろうか……
「蓮……ごめ………」
無意識に謝っていた
俺が謝ると蓮の手がピタッと止まる。
「明……俺は、明の『ごめんなさい。』は聞きたくねぇな……
それよりも、聞くなら今は『ありがとう』の方が良いな……」
蓮の優しく暖かい言葉に涙が出た。
彼は……蓮は……ちゃんと俺を愛していてくれたんだ……
「蓮っ……んっ…ありがっ……ひっく……ありがとうっ……うっ……」
「うん……」
そう言って蓮はニコリと綺麗な顔で笑った。
俺の大好きな笑顔だった。
ふいに横を向いてチラッと窓から見た月は満月だった……。
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