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☆『最後』の夜③
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蓮と俺は指を絡めて ずっと手を握っていた。
蓮はちゅっちゅっと首筋……お腹……足の付け根にもキスマークをつけていった。
………蓮のキスマークをつける行動に『やめて』とは言えなかった……。
嫌がることは……出来なかった……。
すると蓮は指をほどいて俺の口の前に指を差し出した。
俺は迷うことなく蓮の指を口にふくんで舐める。
「ふっ………ふぅっ………ん…」
ねっとりと夢中で指に舌を絡ませる。はぁはぁと熱い吐息が口から出る。
蓮が ごくりと息を呑む音が聞こえた。
「ん、もういいよ。」
しばらくすると、ずるっと蓮が指を俺の口から抜いた。
俺の口から唾液の糸が つぅっと伝わる。
蓮の指は俺の唾液でぬるぬるしていた。
蓮は その指を俺の後ろにぷつっ……と挿れた。
「はっ………ぁあっ……んっ……」
ビクビクと腰が反る。その間にも蓮は、どんどんと奥に指を進めていく。
内胎を指で擦りながら中へ中へと進めていき、前立腺を掠めた。
「うぁぁ………!!ぁっあっ…!」
いきなりの快感に目の前がチカチカして、蓮の指をキュッと締め付けてしまった。
は、恥ずかし……かぁぁっと顔が赤くなる。
「えっろいなぁ……」
蓮は、そう言うと額にちゅっと口づけを落とした。
蓮はずるっと指を抜くとゴムを探していた。
「まっ………て………」
俺が声をかけると蓮が「ん?」振り向く。
「ゴムっ…いらな……からぁ……
~~~っ、なっなか……に、出して…」
こんなことを言うのは初めてで顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。
恥ずかしいけど……蓮のを、俺の中に流し込んで欲しかった。
でも、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしくて腕で顔を覆う。
蓮のクスっとした笑い声が聞こえると蓮が俺の腕をどけて、また指と指を絡ませて ギュッと握った。
「うん…じゃあ、今日は無しにしようか…。」
優しい声で俺の耳元に囁いた。
そんな声でさえ背中がゾクゾクとして、これからの行為に期待している自分がいる……
『今日は』なんて言葉は、もう意味がない……
『今日は』なんて………俺たちには、明日も明後日もないんだ。
それを自覚すると………自然と涙が込み上げてきた………。
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