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初めてのご飯。
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「そうか…
そうだ、そろそろご飯の時間だな。簡単なものしか作れないけど勘弁な」
バタン。
司さんはおどけたような笑顔をボクに向けると、あっけないほど部屋を出ていった。
ご飯…。
今、何時なんだろう。部屋のカーテンは閉められていたから朝か夜かも分からない。
でも、ご飯なんてボク、司さんに何かいいことしたかなぁ…?
だけど、ご飯をくれることはとても嬉しい。
その時のボクはお腹がペコペコだったから。
しばらくボクはそのまま待っていると、すぐに司さんは戻ってきた。
司さんは最初、ドアを開けたかと思ったらどこかへいってしまった。
かと思ったら、また部屋に入ってきた。今度は、司さんはボクにおいでおいでのポーズをして見せた。
ボクは少し怖かったけど、おとなしく司さんを追いかけた。
司さんについていくと、ボクが寝ていた部屋より広い部屋に着いた。
そこにはいいニオイが立ち込めていて、ニオイを辿るとテーブルの上に何か茶色いものがあった。
「さあ、食べよう。急だったからレトルトしかないけど、また次はちゃんとしたもの作るよ」
わけがわからないまま、司さんのエスコートでテーブルのイスに座った。
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