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俺の隊長サマ。
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次に目が覚めたとき、俺は見知らぬ部屋でベッドに横になっていた。
ここは…
「おはようございます」
だ、れ?
全身がだるくて、あつくて、ようやく声のした方に首をめぐらした。
「ふじ…もと」
「ふふ、ここ、どこだか分かりますか?」
なでなでと頭を撫でられる。
その手つきが優しくて、気持ちよくて、目を軽く閉じた。
「…どこ?」
藤本の手…
ひんやりしてきもちいい…
すり、とほおずりをした。
「俺の部屋っすよ」
「藤本、の…」
「はい」
「そうなんだ…」
ねむい。あつい。きもちいい…
「なんだ、トロトロじゃないですか」
「ンぅ?」
「なんでもありませんよ」
「ン…」
そうしてぽーっとしてると、しばらくしてその手は離れていった。
だがそのかわりに俺の横のベッドがキシ、と音を立てて沈んだ。
力の入っていない俺のからだはそちらに自然とかたむく。
「ふふ、先輩、かわいいですよ」
その暖かくすこし弾力のあるなにかに俺は包まれて、俺は再び意識を手放した。
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