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トラウマ
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「うう、分かったよ……」
そう言ったものの、やっぱりここに男2人で入るのは気がひける。
『そりゃ俺だって男だし?
こういう場所に入ったこと一度や二度あるさ
でも、でもだよ?
さすがに男だけで入ったことはないわけで…
いやあたりまえなんだけど…』
そこまで考えて、ポワンと司先輩と部長がアレしてるところを想像してみた。
たとえば…
司先輩がその、部長のソレを咥えたり?
それで、それを見て部長が色っぽい顔でおったてて…
うーん…
いやあえて司先輩が攻めるとか?
こう…部長の尻をムチでパァンッ!って叩いて?
部長がそう、なんか、もっとしてくださいー、みたいなこと言って…??
『……………………ダメだ。
なぜかどうしても部長がヘンタイっぽくなる』
俺は考えるのをあきらめて首を力なく振った。
「あの! お姉さん! 司さん知りませんか!?」
「え、あ、あのーお客様…」
見ると、受付に立つ小柄な女性にただでさえ大きい水音くんが詰め寄っているところだった。
い、いつのまに!!
「ま、待って水音くん!
すすすみません! 失礼しましたー!!」
水音くんの腕をあわててひっぱったが、水音くんはテコでも動かないといった様子でイヤイヤをしている。
その子どものような仕草に俺はさらにあわてたが、その女性は我に返ったように部屋の説明を水音くんにしはじめた。
ちょ、ちょっとぉ!まさか本当に入る気!?
すると、水音くんは女性に相槌をうちながら
ワタワタ落ちつかない俺をひっぱって自らの腕に閉じ込めた。
え…
後ろからおっきな身体が俺を包んでいる。
突然のぬくもりと心地のいい拘束に俺は抵抗することさえ忘れてその感触に浸った。
本当に…水音くん、おっきいな…
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