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トラウマ
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「………」
「………」
………
どうしよー司先輩ィー!
無言タイム、ツライよ。
こういうときどうすればいいの、青史先輩ィー!
司先輩はなぜか部長に襲われてる(?)みたいだし、
そこに入ってく勇気もなければ帰る勇気もないよ…
…そうだ! 青史先輩だ!
こういうとき、コミュ力高い青史先輩ならもしくは…!!
俺はそそくさと立ち上がり、ケータイを取り出した。
青史先輩はたったツーコールで出た。
『もしもしー凛太朗か?』
「はいっ! 凛太朗です!
青史先輩、さっそくですけど助けてください!」
『はあ? あの俺、お前に用があって電話したんだけど…』
「いいから助けて!ください!」
『へーへーお先にどうぞー』
青史先輩は呆れながらも結局はこっちを思いやってくれる。
そこが先輩の優しいトコ。
「あの、先輩、水音くんと面識あるんですよね?」
『ん? ああ、まぁな』
丸いクッションを抱きしめていた水音くんがピクリと反応してこちらを見た。
俺はそんな水音くんに軽く手を振ってから会話に戻った。
「俺、ちょっとワケあって今一緒にいるんですよ」
『お前と水音くんが? どして?』
「あ、えっと…」
水音くんは俺の話し相手が分かったらしく、しゃべりたそうにウズウズしてるのが見て取れた。
そんな仕草がなんだか子どもっぽく見えて、俺は思わずおいでおいでした。
「ちょっとかわります。
はい、水音くん。 青史先輩だよ」
「あ、ありがとうございます…!
も、もしもし…」
『もしもし! 水音くんかい? 兄貴だよー』
「兄貴…兄貴! えと、ボクで合ってますよ」
『ん! 水音くんは今凛太朗と一緒にいるんだよねー
何があったの??
まったく司のケータイにも家にも連絡したのに連絡つかなくてさー兄貴、今、チョーヒマなの。
だから凛太朗に電話したんだよねー』
「実は今…司さんと男の人がセックスしてるんですよ」
「ちょっ…!」
『へーそーなんだ……って、は!?
なんだそりゃ!?』
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