アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
◆
-
「人ボコボコにしといて逃げるとはひでえヤローだな。流石、無情なハンターだ。会えてよかったぜ…俺様のこと覚えてるだろう?」
「そうですか。俺はあんたなんて全く知らないですし。ハンター?なんですかそれ、逃走でもしてるんですか」
「恩人だって言ってたじゃねえか」
だめだ、これ以上口開いても不利になるだけだ。大体マジで覚えてねーんだもんよ、こんな中途半端な赤い髪。
「…ま、覚えてねーなら別にそれはそれでいいや。お前に頼みがあんだわ。それ聞いてくれたらお前がハンターだって事黙っててやるよ。お前は多方面で人気者だからな」
なんだ、脅しかこいつ。てか人気者ってなんだよ、ハンターだって認めてねえんだが…。
まあ、平穏な高校生活過ごせるなら多少のことはやってやろうじゃねえか。
「何が望みだ?」
「俺様を毎日一発殴れ」
は?…え、なんて言ったこいつ。
オレサマヲマイニチイッパツナグレ?
なにそれ外国語?
誰か通訳呼んでー、俺生粋の日本人だからわかんない。
「蹴りでもかまわない。その日の気分で変えてくれればいい」
そういう問題じゃない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 73