アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
◇
-
「ちょっと待て、唐突すぎて意味が分からないんだが。アンタは変態か?」
「ん?ああ、話を飛ばしすぎたな。以前お前とやりあった時、他の奴らじゃ感じることの無い気迫が凄くてな。本気の喧嘩ってのを味わいたいから毎日いつでも喧嘩を売ってきてくれってことだ」
なるほど分からん。
それでこいつは本当に得をするんだろうか。
まあ男子校によくあるっていう性的な望みじゃなくてよかったと思うべきか。
とりあえず了承だけして、最初だけ付き合ってやってそのあとフェードアウトしてけばいいだろ。
「了解。毎日喧嘩を売ればいいんだな」
そういうとまだ疑っているのかずい、と顔を近づけてくる。
反射的に俺はその顔に拳を振るっていた。
倒れこんでしまったコイツは何故かとても嬉しそうで背筋がぞっとする。
やっぱり変態じゃないか。
とにかく今日はもう疲れたし、これ以上ここにいても何一つ良い事ないし寮に帰ろう。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 73