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◇ 空視点
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かいちょからじゅんちゃんのアプローチを邪魔したやつがくるって聞いて、機嫌の悪かった不良かなーかっこよかったら食べちゃっていいかなあ、なんて軽く考えてたから、正直ジミー君が来たときはびっくりした。そして同時にこう思った。
これはないわ。
いつもかわいい笑顔のボクが思わず素になって真顔になるくらい残念だった。
それに邪魔したってのが信じられない。じゅんちゃんのこと好きなファンかなーとも思ったけどあの態度見てる限りそれは考えられないし。
こんなジミー君と仕事なんてやだなーって思った矢先、両手合わせて10個も軽々と持っているのが目に入った。
「わあ、すごーい!ぜんぶで10個ももつなんてジミー君やるじゃん!これからマッスルジミー君に改名するね!」
「え、絶対嫌ですけど。って、会計さん真似しなくていいですから!そんなに持ったら躓きますよ!ほら、おろしてください!」
「やーだー!ボクももつー!あ、ねえねえ、名前で呼んでくれて敬語やめてくれたら真似しない!どーお?」
ふふっ、みんな上目遣いでこーいったら従ってくれるんだよねえ。
たんじゅんたんじゅん★
って、いないし!なんでなんで?!どこいっちゃたのさもー!
きょろきょろとあたりを見回していると、バランスを崩しちゃったのか視界がぐらりと揺れる。
「わわっ!」
痛みを覚悟してぎゅっと固く目を閉じるもなかなか衝撃が来ない。
……?
恐る恐る目を開けてみると、真後ろから声が聞こえる。
「ほらな、だから言っただろ!貸せ、俺がそれ運ぶから持てる分だけ持て」
耳元で聞こえるそれは思ったよりも低く掠れていて、この声を甘ったるいものに変えたらどんなに興奮するだろうと思わず喉をごくりと鳴らす。
こんなにぞくぞくしたのは久しぶりかも…。
じゅんちゃん虜にした子も気になるけど、取り敢えずジミー君を骨の髄までどっろどろにとかしてからでもいーよね★
うふふ…どんな声で鳴いてくれるのか、たのしみだなあ…!
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