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いろいろ説明したけど、俺の部屋は8階。
2年の中では上の階だ。
休み前に荷物を運び入れた時に思ったけど、この部屋は見晴らしがよくていいと思う。
さて、と。
いろいろあったけど、あと少しで部屋に着く…。
そこで気を抜いたのがいけなかった。
自分の部屋の一つ隣の部屋の扉がいきなり開いて、反応しきれなくてぶつかってしまった。
しかもちょっと伸びをしているときだったので頭を思い切り打った。
「いっ…てぇ…!うー…あ"ー」
「え、人居ったん?!うわーすまん!ホンマ悪気はないねん!ゆるしたって!」
…は、こんな似非関西弁喋るやついたっけ?
てかそれよりもなまらいてえ…!
誰だよこんなに頑丈なドアつくったやつ!
「ちょお、大丈夫か?立てるか?」
いつのまにかしゃがみ込んでいたらしく、ドアを開けた張本人に手を差し伸べられる。
うわ、なんだこいつ頭真っ赤じゃん。人のこと言えねーけど。
でも顔からして親衛隊もちっぽい。あんまり関わりたくないな。
「ありがとう、大丈夫です。ちょっとぶつけた程度なので。部屋ももうすぐぇ!」
「あかん!このまま帰したんじゃオレの気が済まん!氷ぎょーさん作っとるから氷嚢作っちゃるわ!」
そういって問答無用で引っ張られ、自分の隣の部屋に入ることになった。
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