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「で、マジで何しに来たの?お前ら」
「え、いやだから遊びに誘いに来たのよ。入学式は自由参加だから、オイシそうな子いないか絶好のスポットで眺めよーって」
「いや、俺見ての通りやることあるし、いかない。それに去年の入学式で倒れかけたし」
登下校時は制服で、という校則に従い、学校でジャージに着替える予定だ。
まあ、守ってなくても見つかることはあまりないし、ちゃんと着替えてる奴も少ない。
むしろ1日中制服着ない奴もいるらしい。
「え、そんなに酷いの?たかが入学式で何が起きるの?…あ!そういえば自己紹介まだだったよな!オレは辰巳榛、今年からこの学校に編入してきたんだ、よろしく!クラスはまだ分かんないから、今日聞いてこようかと思ってる!」
そしてそれぞれ昨日と全く同じ自己紹介をして、辰巳はドン引いていた。
そら引くわ。
「なーんや、和泉来ないんやったらオレも行かんでバスケの練習でもしに行くわー。あんな騒音真っ平やし」
「えー、ジョン君1日でどんだけ和泉チャンのこと気に入っちゃってんのー。オレとのことは遊びだったの?!けしからんもっと惚れろ!!」
「ちゃうわアホ!それよりもっと惚れろってどういうことやねん!くだらん生徒会の話聞くより自分のスキルアップしたほうがええっちゅうだけやがな」
「ふーんだ、したらオレ一人で行くし!」
まるで子供みたいに舌を出して、部屋から出ていくカスミ。
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