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◆ 会長視点
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そして、幸運にも翌日。食堂で出会うことができた。
まだ確証は無いものの、こうして目の前で見ていれば何か手掛かりが見つかるかもしれない。
飯も食わずに、そんな思いで見つめていると
いきなり目の前の男の顔が上がる。
「あの、そんなに見られたら食いにくいです。それに会長の飯も早く食わないと冷めちゃいますよ」
バッと勢いよく頭を上げたせいで少しずれてしまった眼鏡を慌てて直す。
しかし、もう遅い。
思わず口元がにやけてしまう。
ようやく見つけた…。
髪は黒いが、確実に奴だ。
内心そう呟きながら「ああ」とだけ言って少しばかり冷めてしまった食事に手をつけた。
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