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機材室まで運んでいる間、他の生徒は自分の仕事で手一杯らしくこちらなど見向きもしなかった。
機材室につき、所定の場所に置いて次の仕事に取り掛かろうと出て行く会長の後について行く。
しかしその足取りは唐突に止まり、俺はそのまま背中にぶつかることになる。
「ちょっ…い、いきなり止まんないでくださいよ!ってかなんで戸なんか閉め、」
「なぁ…、嘘つかないで答えろよ?お前が、ヤンキー狩りのハンターなのか?」
どくん、と心臓が波打つのが分かった。
なんで、その名前知ってんだ?
いや…それよりもなんで俺がハンターだって思うんだ?
確かに中学の3年間は地域の不良撲滅運動をしていて、あまりにも過激なやり方に誰かがふざけて「ハンター」と名付けたことはある。
それがまさか通り名みたいなモノになってしまったのか?
恥ずかしい…厨二病かよ。
いや確かに撲滅運動は厨二っぽいなとは思ってたけど。
まぁ、それは置いといて。
こいつと会った記憶なんて無いけどなぁ…。
ただ単に記憶に残るだけの強さじゃなかったからかもしれないが。
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