アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
◇
-
「しかもその後がまた大変で…って、聞いてる?」
「あ?あー、聞いてる聞いてる。大変だったんだろ?とりあえず作業しながら聞いてやるよ」
「わ、わかった!…んでな、その後もっと怖いやつが来たんだ!いきなり背後から攻撃してきた男がまた現れたんだよ!もうオレパニックになっちゃってさー」
…ん?何かそれは記憶にあるな。
確かその時こいつ、コンビニの前でたむろしてた奴に絡んでた奴じゃなかったっけ?
そんで後ろから頭ぶん殴ったんだよな。
そしたら気絶したからとりあえず目立たない路地裏まで引きずって放置して…。
しばらくして、見回りにそこに行ったらまた
違う奴に絡んでて、…絡んでて、どうしたんだっけ?
話の続きを聞けばわかるだろうと耳を傾け始めた瞬間、副会長が現れた。
「随分楽しそうですねぇ?口より手を動かしてくださいよ、竹内和泉。あぁ、榛は無理しなくていいよ。一緒に居たかったからついてきてもらっただけだからね」
相変わらず苛つく奴だなこいつは。
「それにしても、今聞いた話…なんだか恭哉から聞いたことがあるような…でもその時の相手は生意気そうな金髪だって言ってたし違うよね」
「あ、あはは!当たり前じゃん!オレは生涯真っ黒い髪で生きてるもん!うっかりだなぁ副会長は!」
「副会長だなんてつれないな、純って呼んでよ」
こいつもこいつで大変だな…役職を呼んだことで名前呼びを強要されるなんて。
てか純とか似合わねーよな。
あぁ、純粋な悪とか?それなら納得。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
39 / 73