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風呂から上がった辰巳は案の定、喜んでいた。
正直、泣くほど嬉しがるとは思わなかったので、ちょっと嬉しかったのは秘密だ。
食後のお茶を飲み終えて、一息ついたところで席を立つ。
「シャワー浴びてくる」
「あっ、じゃあ皿洗っておくな!ほんとに美味しかった!ごちそうさま!」
「お粗末さま。ありがとう、助かるわ」
そう言って俺は脱衣室へ向かった。
そこでふと思う。
髪、ちゃんと乾かしたところでウィッグつけたら湿気ヤバそうだな…凄い蒸しそう。
まぁでもしょうがないな。
そんなことを考えながら服を脱ぎ、広めの浴室へ入る。
一坪以上はある浴槽にはあまり浸かった記憶はない。
ガス代や水道代はかからないとはいえ、シャワーだけで事足りるからな。
ウィッグを外し、頭から洗い始め身体を洗おうとした矢先、ガチャッと浴室のドアが開く音が聞こえた。
「ごめん!シャワー冷たく、なかった…か?」
最 悪 だ
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