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《3》
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ずっと…ずっと好きだった。
高校入学式の時、
俺は緊張のあまりさっきみたいに固まっていた。
固まっている俺の横を沢山の人々が素通りしていく中、唯一那由汰だけが心配して声を掛けてくれたのだ。
その時、可愛くて優しい微笑みを浮かべた那由汰に一目惚れ。
その後、頑張って声をかけ続けてどうにか友達にはなれたが…
なかなか告白出来ず、その恋は高2になっても続いていた。
そして、
ずっと秘めていた気持ちが押さえきれなくなって、遂に今日告白をしたのだった。
まさか、OKされるとは思ってなかった。
一緒に恋人として帰れる喜びに浸っていると、すたすたと那由汰が先に教室を出ていく。
「ああ!
那由汰待ってよ!!」
俺は慌てて那由汰の後を追った。
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