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88.✧優しく
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✧✧✧✧
しばらく触れていなかったせいか旭の身体は思っていたより敏感で、俺が与える刺激を全て快感に変えているようだった。
まあ、そんな旭を前にするといけないことばかり思いついてしまうわけで。旭の煽りに加えて何ヶ月かぶりに重ねた体温が心地よくて初っ端から色々とばしてしまった。
正直なところ、セックスしようかなんて言ったものの精神的に処女である今の旭と最後までできるか不安だ。本人は頷いてたけど旭は自慰のやり方さえ忘れているらしいし、男同士の場合どこ使うか分かってるのか………。
それに快感に精神がついてこれていない。
だから、さっきみたいに精神が快感に耐えられなくなって意識が飛んだんだろう。
ゆっくり、時間をかけて慣らしてあげるか。
「旭、一応聞くけど、男同士のセックスって、どこ使うか分かってる?」
「…………どこ使うの……?痛い………?」
旭は不安そうな目で見上げてくる。最近使ってないから痛いっちゃ痛いだろう。
こっちでもなるべく優しくしてやりたいとは思ってるけど、どうしても受け入れる側の方が負担が大きくなる。
旭が怖がるようだったら、今日はやめよう。
旭の表情を確認しながら旭の後ろにそろりと手を伸ばす。「ここを使うんだよ」と触って教えてやれば更に旭の瞳は不安の色を強めた。
「初めのうちは痛いけど、慣れれば気持ちよくなってくるよ。どうする?」
「…………なら…やりたい……。………やれば、楓さんは気持ちよくなるでしょ?俺の体、で……気持ちよく、なってほしい…………」
言ってて恥ずかしくなったのか、旭は抱きついてきた。怖いのか少し震えている。
ガンと横から殴られた様な衝撃が走った。
旭ってこんな事言うようなやつだったっけ!?
記憶がすっ飛ぶとこんなにも素直になるのか!?
旭が素直なのは可愛いし嬉しいけど、こうやって素直すぎるのも俺が困るな……。
「…………楓さん……?」
旭のストレートな言葉に固まっていると旭は体を離して首を傾げた。その仕草も俺の興奮を煽ってもうめちゃくちゃにしてやりたくなる。
「いい?慣らすよ?」
「………ん……優しく、して………」
「……ほんと、旭は可愛いね」
サイドテーブルの引き出しからローションを取り出して自分の手で温めてから旭の穴に塗りたくる。
旭にキスしながらしばらく周りを撫でるようにして柔らかくする。
激しくしないように、極力優しく。
そう自分に言い聞かせて俺は旭の中に指を進めた。
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