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91.✧嬌声
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✧✧✧✧
ぱちゅっ、ぐちゅっ、と卑猥な音と旭の嬌声が寝室に響く。間接照明がつけっぱなしだから妖艶に照らされた旭の表情がよく分かって興奮を煽る。
久しぶりの旭の中は最高だった。
旭の体は俺の与える快感を覚えていたのか、すぐ肌が赤く色付いて硬くなった旭のモノからは先走りが溢れた。
ほんとは病院から連れて帰ってきた日にヤリたかったけど、旭が俺の事を忘れているのなら犯しているのと同じだ。それは嫌だった。
けど記憶を無くしても旭は俺の事好きになってくれて、今こうして旭と繋がれたことがとてつもなく幸せだ。
抜き差しするスピードを緩めて前立腺を探ると、旭は嬌声を上げた。この速さじゃイくのには遅すぎてもどかしいんだろう。
「あっ、ん……やだ………かえで、さ……も、イきた………ぁんっ、ひぁぁあっ…!!」
「もう?はやいね?」
探り当てた前立腺を抉るように突くと旭は弓なりに背中と首を反らせた。さらけ出された白い首筋が扇情的で旭の中に埋めた自身の質量が増した。
「や……あぁっ、……も……ムリ……イかせて…………かえでさん…イかせて……」
「なに、もうイきたいの?」
「……あ……や、イかせて………イかせて……」
「いいよ、ほら、イって……」
「ああぁ…んっ、………かえで、さ……キ、ス……
し……ふっ…………ひ、ゃぁあぁっ……!!」
ぱさぱさと短い髪を振り乱す旭にキスを強請られる。あぁ、もうほんとにこいつは………。
深いキスをしながら抽送を激しくして旭の前を数回扱くと旭は体をびくびくと震わせて射精した。
射精につられた中が痛いくらいに締めつけてくる。
「んん!や………あ、ぁぁあ……」
「っ……イきそう……旭、抜くよ……」
「あぁ、やだ………なか……がい、い……」
さすがに初めてで中に出すのはどうかと思って、出す寸前に抜こうとすると、どこにそんな力が残っていたのか、旭の脚を腰にまわされて離れていくのを阻まれた。
「……はっ……旭、いいの?出すよ……?」
「ん……だして……かえでさんの、ほし…い……」
溶けた旭の表情に目眩を覚えた。ほんと、旭は俺をどうしたいわけ…………。
旭の中に誘われ射精感が高まり何度か腰を打ち付けて、搾り取られるように蠢く中に精を吐き出した。
イって少し余裕ができたのか旭は息を整えながら俺を見上げてきた。
「……ん、はぁっ……はぁ…はっ、…ふふっ……かえでさん……きもち、よか……た……」
「……俺も、気持ちよかったよ旭………」
「んっ……かえでさ………っ………は…ん…」
「…っ、いた……」
快楽の余韻に浸っている旭が抱きついてきて俺の首筋にガリ、と歯を立てた。自分が噛んだ場所を旭はとろんと溶けた目を細めて舐めた。
こんなとこまで前と一緒………。
前の旭とのセックスも、旭に噛まれたり爪を立てられたりして、終わった後には体に傷がたくさんできていた。
でも、そうやって旭に跡を残されるのが嫌ではなかった。朝起きてその傷跡を見る度、旭が俺のものに、俺が旭のものになった実感がして嬉しかった。
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