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優しい
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「でね〜っ!ここうなってさぁ!」
「はははっ!大変だったなぁ!」
2人で仲良さそうに話してる
俺は2人より少し離れて黙って座っていた
電車の中だから声はあんまり大きくないけど…
てか、2人くっつきすぎ!!
兄弟だからってさぁ!
限度があるよ!?
周りからはお似合いカップルだねっ
なんて声も聞こえてくるし…
みなさーん!!2人は兄弟てすよ!!カップルじゃありませーん!
なんで、俺がこんなにもやもやしなきゃいけないんだよ…
俺がぶすっとして怒っていると
「悪いなっ!佳祐!お前もこっち来いよ」
壮大が自分の席の隣をぽんぽんした
「いいっ…兄弟水入らずでどーぞ!」
なんか、八つ当たりっぽくなって
しまった…
てか、なんでこんなにイライラしてんの?俺?
「なら、俺がそっち行くよ」
壮大が俺の隣に座った
俺を優先してくれたの?
「いいのにっ…」
「俺が座りたいだけ」
壮大の優しさが嬉しかった
俺ももっと素直にならないとなぁ
「ちょっと!!なんなの!!
そうも、佳祐も!」
「そんな、カッカすんなって
春菜も、ほらおいでよ」
「そうがいうなら…」
そうのキラキラ笑顔のおかげで
春菜ちゃんがしぶしぶ移動した
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