アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
上書き
-
慎二にキスされたけど、態度はいたって普通だった
なんもなかったかのように一緒にまわったりした
自分だけ意識してると思うと恥ずかしくて…
慎二は、女慣れしてそうだしキスくらい挨拶程度としか思ってないんだろうな
「寒い…」
文化祭も終わり、片付けも終わったので、一人でココアを飲みながら
ベンチに座っていた
冷たい風が吹きもう秋だなと、感じた
「何してんの?」
「壮大…」
壮大は、俺の隣に座った
「ねぇ、キスしちゃった…」
「えっ!?」
あ、壮大の顔を見たら思わず言っちゃった…
「ごめん、気にしないで…」
「佳祐、こっち向いて」
向いた瞬間にグイッと引っ張られて
キスをされた
「んっ!?」
「…」
「!?」
口の中にぬるっとしたものが入ってきた
なにこれっ!?
「ふ…んんぁ…」
「…」
唾液がくちゅくちゅと交わる音だけが聞こえる
く、くるしい…
「ぷはっ!」
やっとはなしてくれた…
口からどちらかわからない唾液が垂れていた
乱れた息を整える
「なにすんの!?」
「上書き…」
「え?」
「だから、上書きしたの。俺で」
キスの上書き?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
60 / 72