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3.三善の心を作った奴等-5
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三善は兄達と目が合った瞬間、自分の部屋へと走った。
けれど、二日間ずっと抱かれた身体にそんな体力は無く、直ぐに二人に捕まり、引き摺られるように上の兄の部屋へと連れられると、三善の身体をベッドへと乱暴に押し倒した。
そして、三善の着ている服を全て剥ぎ取り、全裸にして、その結果、二人の目に三善が誰かに抱かれて来た痕を晒す羽目になった。
でも、それで萎える二人では無く、逆にその痛々しい痕が二人の何かを煽ったようで、三善は兄達二人に強引に抱かれた。
口、アナル、手。
使える所は全て利用され、滅茶苦茶なセックスを三善にしてきた。
先輩にされた時よりも、本当に最低な抱き方で、こんなにも苦痛な時があるのかとさえ思った。
二人は三善を玩具としてしか見ていない。
そう伝わる犯り方だった為、先輩の副会長への愛があったあの抱き方が恋しくなった三善は、ふと思った。
ーーーこうも人を愛している人間と、愛していない人間で違う物なのか……。
そう思うくらい、セックスの犯り方が違かった。
兄達は、先輩よりも経験があるはずだ。
男同士は分からないが、女との経験はあると三善は知っている。
なぜなら、二人には父親が決めた許婚がいて、何度も部屋へと連れて来てはそう言う行為をしていた。
けれど、そんな事、三善は全く気にならなくて、ただ、女の甲高い声に虫酸が走った。
その時、自分は他とは違うと知り、女を抱く事はできないと悟った。
『オイッ、声くらい出せよ』
『ヴッ……っ』
『はっ、出せるわけねーじゃん。フェラさせてるんだし』
暴力染みたセックスは一日中続き、二人の笑い声だけが部屋に響き、上の兄に下を犯され、下の兄に口を犯され、口もアナルも痛みしか感じないほどになってきた。
そして、二人の矛盾した要求が続き、笑いながら三善の身体の柔らかい部分、主に丸みを帯びたお尻を叩き、自身の昂りを興奮させていた。
三善はその痛みに耐え、泣く事も叫ぶ事もせず、ただ、天井だけを見詰めるしかなかった。
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