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6.キスシーンを見た瞬間-6
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そのキスは、激しくて、慣れているはずの三善が翻弄されるくらい、濃厚な物だった。
「ンッ…なちゅ……ぁ」
強引で、性急的。
けれど、たどたどしくて、不慣れ。
でもそれが、今までされたどんなキスよりも最高だった。
「……ん…っ……ふ」
合わさった唇から、どっちの物か分からないほどの唾液が滴る。
三善は、手慣れてない夏のキスに翻弄されながらも、自身の舌を差し出して、その行為を受け入れた。
頭はもう、何も考えられなかった。
ただ、この男とのキスが三善の何かを掻き立て、背中に腕を伸ばし、更に誘う様にキスを深くさせる。
歯列をなぞり、舌を吸う。
その度、唾液が溢れた。
でも、そんなの気にしないほど、三善は夏を欲した。
欲して、ハッと気付く。
イッてもいないのに、自身の下着が濡れている事を。
そして、夏が、わざとかそうでないのか分からないが、昂ぶる雄をジーンズ越しで触ろうとしていた。
野生の勘。とでも言うのか、夏は流れるように夏の身体を触ってくる。
しかも、触って欲しい所を当てて。
「こ、これ以上は……」
不味い。
だって、夏の雄も硬くなっているのが、腹部に当たり、よく分かった。
だからこそ、尚更悪いと思えた。
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