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6.キスシーンを見た瞬間-7
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キスをする事も不味いのに、ここで、これ以上の事をするのは更に不味い。
いつ、誰が気付くか分からない。
「待って…んっ……だめだよ……っ」
三善は性急的に攻めてくる夏を止めようと、キスの間にそう告げる。
けれど、夏は止めようとはしない。
「大丈夫。ここ、誰も来ないの知ってるんだ。前にここでロケした時、皆ここだけはスルーして歩くし、死角になってるから誰も気付かないんだ」
「で、でも……」
夏はぺろっと自身の唇を舐めると、次に三善の首に唇を当て、チュッと強く吸い始めた。
それも、一箇所じゃない。
二箇所、三箇所と増えていく。
「ンッ…はぁ……っ」
三善は自身の身体が疼くのを感じ、艶を含む声を手で押さえた。
「ヤバい……。すげー綺麗……」
夏の声は興奮に満ちていた。
それはまるで、好きな玩具に夢中になる犬のようだ。
「な…つくん……。待って……んぁ……」
そんな夏を、何故、どうして拒否できないのだろうか。
頭が真っ白になり、何も感がれられない。
(ど…どうしよう……。こんなの駄目なのにぃー……)
三善は、これ以上感じないようにと、意識を変えようと努めるを
けれど、首筋を舐められ、耳朶に当たる夏の前髪がそれを阻止し、鮮明に、夏を感じてしまった。
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