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6.キスシーンを見た瞬間-8
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夏は止める素振りを一度もせず、三善を愛撫する手を止めなかった。
集中したらそれしか考えられない。
夏はそんな男なのだと三善は思った。
(ほんと…ヤバいって……)
これ以上触られたら、ここで白濁を放ってしまう。
それだけは、絶対に避けたかった。
だって、ここで夏の愛撫でイッてしまったら、もう、何を言っても説得力が無いと思った。
それに、三善の何かが崩れると思った。
だから、三善は必死に耐えた。
「ンッ……はぁ…ふぁ……」
自身の右手の人差し指を噛み、声を殺した。
中に相手の物が挿入されているわけでもないのに、抱かれている時のような濡れた声が出てしまう。
感じている。
触られているだけなのに。
その現実が、三善の心を複雑化させる。
(抱かれてる…わけじゃないのに……なんで……)
気持ちいいのだろうか。
不思議だ。
「三善さん……マジエロい……」
「ンッ」
耳元で甘く囁かれ、身体が震える。
夏の声は好みの声だったのか、今までのどの男達よりも威力が強い。
その声だけで抱かれている感覚に陥る。
(だめ……。だめだ…このままじゃ……)
硬くなる下半身。
そして、期待に膨らむ秘めた蕾。
「三善さん…綺麗です……。すっげーーヤバいです」
「いやっ…駄目……っ」
そこを、触って弄って、その腹部に当たる大きな昂りを入れられたい。
なんて、思ってしまう。
こんな事、初めてだ。
「夏く……」
三善は、噛んでいた指を離して、夏の広い胸板に顔を埋める。
そして、我慢していた一言を言おうとした。
ーーー抱いて。
そう言おうとして我に帰る。
なぜなら、それと同時にスタッフが夏を探す声が聞こえたからだ。
その声は、夏にも聞こえたようで、苦い顔をして三善から身体を離した。
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