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8.切なくて痛くて、嬉しくて-11
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「本当…何が汚れてるだ……」
「やんっ……アッ……ンンッ!」
夏の喉がゴクッと鳴ったかと思うと、次に強引にキスをされた。
未だキスに不慣れな夏は、自分の欲求通りに舌を動かし、三善の口内を無我夢中で犯す。
けれど、それは今の三善には堪らなく愛しさを感じる一つの行為でしかなかった。
「ンッ…ふ……っ…あぅ…………っ」
隙間が無いくらい、ピッタリと唇が合わさり、息が苦しい。
でも、それが良い。
(どうしよう……っ……食べられそう……)
ただのキスなのに、何故だろうか、そう思ってしまう。
それに、もう、思考回路は機能しないほど、責め立てられていた。
ペニスも、早くイキたいとビクビクッと痙攣し、夏の手で小さく動いて、その絶頂を今か今かと待っている。
「三善さん…俺のも……一緒…いい……?」
そう言うと、ジーっとファスナーが下される音がして、夏が自身の逸物を取り出した事に気付く。
そして、その後すぐに、三善の下着を膝下くらいまでグイッと下ろし、完全に外気へと晒した。
「え……? あっ、なにぃ……? やっ、熱い…大きいよぉ……っ」
そして、ピタッと何かが充てがわれた。
その大きさに、身体がビクッと動く。
(おっ…きぃ……)
三善のよりも遥かに大きい。
そして、その大きな逸物は、熱く、夏の手によって三善のペニスと一括りにされた。
「俺の、もうこんな…っ……。はぁー……三善さんのと一緒って思うだけで…俺……もうイキそう……」
その逸物は見なくても大きい事に、三善はその合わさった部分だけで分かった。
「だめっ……一緒……んっ…やぁ……っ」
自分と比べられないほどの大きい物と、一緒に動かされたら……。
そう思うだけでも、羞恥心でイキそうだ。
三善は、夏の大きな胸板にぎゅっとしがみ付き、頭を横に振る。
「待って……お願い……っ」
そして、懇願した。
涙目で、必死に。
「ふっ…もう無理っす……。待て、できません……」
けれど、そんな三善に更に欲情した夏は、ニヤッと笑った。
「すいません……。俺…馬鹿犬なんで……っ」
そして、そんな事を言い出す。
「やっ…やぁ……んんんっ……」
三善は、その言葉に何か言いたかったが、それができない。
夏が手を動かしたからだ。
「ンッ、アッ! ダメッ……っ…そんな強くしたら……イク……」
夏は一括りにしたペニスを握る手を、強弱付けて上下に動かした。
夏の手は大きくて、器用に動かしながら二つを一律に動かす。
「は、ンッ……はぁん……あっ」
「ふ……んっ……ぁ」
三善は声を我慢できなくて、一人喘いだ。
けれど、耳元で夏が我慢している声が聞こえ、その声だけでもイキそうになった。
(夏君も…感じてるんだ……っ)
目元を覆う物が無いから、目の前の感じている男の顔がよく見える。
夏の額には汗が滲み、眉間にはシワが寄っている。
その表情は、とても色っぽく、カッコよかった。
「やべ……イク…っ……」
「僕も……イクぅ……ンンッ……ンーーー……」
夏が、「イク」っと言った瞬間、夏の手が更に強く激しく動かされた。
そして、その激しさに、三善の我慢は越えてしまい、夏の手で、夏と共に、夏の手の中でビュっと白濁を射精したのだった。
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