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堕ちました
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「西条何か変わったー?」
「え?」
その日。仲良くなった奴らといつもの様に昼飯を食っていた。
…薮から棒に何か訳わからんこと言われてるけど。
「あー確かに。何かけっこーボーっとしてる時間増えたぞ」
「いやぁ、ボーっていうか…ポー…だろ。なんか…恋煩い?」
「なっ」
「あー赤くなったーマジでか。誰だよー?あれか?2組の早乙女さん!」
「違うけど…っていうか恋してないけど…」
恋って言った瞬間に頭にさっきの紫月の笑顔が出てきた。いや、何で。
「何だよーつまんね」
「つまんねって…お前なぁ」
「いやーでも確かに西条は絶対漫画とかだったら『去る者追わず来る者拒まず』だろ」
「ソレが恋しましたーだったらかなりのスクープもんだよな」
「だからしてないって…っていうか、勝手に人物像を捏造するな」
尚も止まらぬお喋りにはぁ、と一つため息をついておにぎりに齧りついた。
…………洒落になんない。
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