アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
欲しいもの
-
「ごめん」
何度目かの言葉
うるうると大きな瞳に涙が溜まる
「ど、どうしてか聞いていい?」
小さな唇、抜けるように白い肌、華奢な首元
、小さな頭に、大きな瞳
こんなに可愛いのに…
「好きに、なれなかった」
こぼれ落ちた涙が肌を伝うのをみた。
女の子って綺麗に泣くよな。
泣かせてるのは俺だから、罪悪感があるけれどそれ以上の感情は生まれない
「そっかぁ…努力が足りなくてごめんね」
振ってるのは俺なのに自分を責める
性格のいい、こんな子をどうして俺はふるのだろう。
「本当に、ごめん」
好きになれると思ってた
好きになりたいと思ってた
でも努力してもだめで
それなのに俺は憧れてる
自分を壊してしまうような
そんな身を焦がすような
燃えるような、恋がしたい
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 361