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無理矢理にでも
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「なんだよっ!?」
抵抗して掴まれた手を解く今度はあっさり外れた。
並木は俺の両腕をビルの壁に縫い付けるように抑え込む
「いっ…たい!」
ビクともしない
足をばたつかせようとしても、足の間に並木の太ももが入り込んできて
ますます身動き取れなくなった
「なんのつもりだよ!?」
「うーん?襲おうかなぁって」
「はぁ?ふっざけんなっ!」
冗談だよな。
まさかふざけているといえど、男にそんな…
戸惑いながら、俯くと
下から顔を覗き込むように並木の顔が近づいてくる
「っん…」
柔らかい唇が重ねられる
重ねるだけのキス
強引にしてるくせに、なんか優しくて
「…ふぅっ!ん…」
並木の舌が俺の唇を撫ぜる
力を込めて閉じる唇をくすぐるように
こいつ…
絶対こういうこと慣れてるっ!
空気が足りなくて潤んできた視界で精一杯睨みつけた
並木は目を開けて、俺の様子に目だけで笑う
そのまま、顎を上げられて
「…っはぁ」
空気を求めて空いた口に並木は舌を入れてくる
「んーっ!んっ!」
激しくなったキスに今は自由になった手で、胸を叩く
口の中を並木の舌が歯をなぞるように、時に奥まで掻き回すように、自分勝手に動き回る
渡された唾液も飲み干せなくて、顎を伝うのが分かった。
ぼーっと意識が白む
なんで?
嫌なのに…嫌で嫌で仕方ないのに
「ふっ…」
応えたくなってしまう
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