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言われるがままに
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「っん…ふっ…」
されるがまま
抵抗もしないでいると、並木はようやく口を離してくれる
「な、んで…こんな、こと」
苦しくて、生理的にでた涙が伝い、その涙を並木の舌が掬った
そしてそのまま耳元へ口を近づけてくる
「辞めて欲しかったら、俺と付き合ってよ」
低い声に
また背筋がぞわりとする
「やだ」
「なら、またする?」
形のいい唇が近づいてきて
「や、やだって!」
並木は抵抗する俺を見て、まっすぐと俺を見てくる
「お試し期間は3ヶ月。その間は俺、蒼を誰より大切にするよ?」
その妖艶な微笑みに、心臓がどくんと波打った
「オッケーしたら、離してくれんの?」
「うん。でも、手を出さない自信はないよ」
「なんだよっ、それ!」
意味ねぇじゃん
そう言おうとすると、並木はまた耳元に近づく
「あーおい?」
責められるような、低い声
抗うことが許されない声
「…分かった。さ、3ヶ月だけだから」
そう言うと
嬉しそうに並木が笑ってて、それが凄く無邪気で
「よろしくなっ!あおいー」
並木が俺を抱きしめようと両手を広げた
「でも…」
このままなんて許さないっ!
俺は思いっきり膝を突き上げた。
「うっ!!」
見事に股間にクリーンヒットする
「今度、こんなことしたら!まじで許さないからなっ!!」
そう言い捨てて俺は倒れこむ並木を見捨てた
ざまぁみろっ!
不本意で付き合うことになったけど、どうせ男同士うまくなんていくわけないさ。
お互いに相手がいない寂しさの埋め合わせ
そう考えればいい。
そう、この時は思ってた。
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