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勝てない
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名前を呼んだ時の顔が忘れられない
俺は天井を見上げてながら思ってた
嬉しそうで、こんな顔をさせたのは俺だという思いが俺を強くさせた
殴ろうか
無理矢理は怖いのに。
されるがままになってるのは自分だ
怒ってるか聞けば、優しく微笑んでくれて
良かった
心底安心する
並木との関係を壊したくなかった。
「そろそろ、帰る」
「おう。」
車を降りようとすると
顎を掴まれ、並木の方に向けられる
「ん…」
重ねるだけのキス
すぐに離される
「物欲しそうな顔してんな」
「してねーよっ!」
「なーんだ。お前が望めば、俺は何度でもしてやるのに」
「ばーっか!!!」
車を降りて、ドアを勢いよくしめる
また、負けた。
俺は完全に拓真に翻弄されてる。
そう気がついた。
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