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デート 映画館2
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「映画館はデートじゃ不正解じゃないのか」
拓真が連れてきたのは近くの映画館だった。
「そうだなぁ…でも、蒼に合わせるよ」
「それはそれはありがとうございます!!」
最大限の嫌味を返してやるっ
「何見るの?」
「うーん。なんかみたいのある?」
ざっと今のラインナップをみる。
恋愛モノは周りカップルだらけだろうし
歴史モノはわからないし
ホラーは…
ここはアクションものにしよう!
「これかなぁ?」
「おー。今話題のやつな……。ダメじゃん席埋まってるよ?」
「えっ、本当だ…じゃあー…」
「ホラー物にすっか?空いてるし」
ほ、ホラー
どうしようか…
苦手…いやっ、別に見れないわけじゃないけど
「苦手なのか?じゃあやめるか」
「大丈夫!!!!ほんっと!ぜんぜんっ!大丈夫ー!!!!」
何言ってんの俺はー!
だって苦手なんて言ったら絶対笑うだろ
「そ、そうか?ならホラーにするか」
「おぅ!そうしよそうしよっ!」
珍しく、拓真が俺に押されてる
そんなことにも気を止めず
これからのホラーに頭が真っ白だ。
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