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デート2 水族館9by拓真
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結局、我慢できなかったなぁ
『っはっ…も、もう、無理…』
座り込むまで乱暴にしてしまった結果
蒼は酸欠になってしまって…
「蒼ー?怒ってる」
後ろをついてくる蒼は、機嫌悪そうにそっぽをむいた
やり過ぎたな
「蒼、ちょっとこっちきて」
「…やだ。」
拒否られても無理矢理、手を引っ張り人気のない路地に押し込む
「機嫌なおしてよ」
「別に機嫌悪くない。」
頑なだなぁ
「今度、日白さんの最高級ディナー奢るから」
「…えっ!まじで!」
顔が明るくなる、けど思い直したようにまた厳しい顔に戻った
「飯で機嫌とるな」
「悪かった。でも俺、無理矢理だった?」
「うっ…」
そうだ
煽ってきたのはお前だろ
こう問い詰めれば、蒼は折れるだろうから
「二度と無茶苦茶はしないで、欲しい」
「二度としない。無茶苦茶はね」
「いい方に含みをもたせんなっ!!」
「含みなんて無いけど…」
蒼のおでこにキスをすれば、耳まで真っ赤になっていく
この顔を見た奴がいたらよく耐えたと褒めたい。
俺には無理
「絶対そういう顔は俺以外に見せないで」
他の奴には見せて欲しくない
俺だけの物
「3カ月、お前の全ては俺の物だから」
臭いセリフでも、なんでもいい
蒼を縛りつけておこう。
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