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動揺3
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そんなわけない
でも
じゃあ俺が今までしてきたことは?
嫌だ
なんて口だけで、実際は気持ちよくて
もっともっとして欲しくなる
「先輩、男が好きなんですね」
中傷とも憐れみともつかないような微妙な視線が、深く突き刺さる
男が好き?
確かに触られても拒否できない
それどころか、喜んで来てしまってる自分
とたんに恐怖心が浮かぶ
「わ、悪い、もう拓真のとこ行かないと」
「本当に並木さんに触られるのがいいんですか?」
ずきりと胸が痛む。
違う!そんなこと…ない
「うるさいっ!お前には関係ないだろっ!」
そう言うと栗橋は泣きそうな顔になる
「ごめん。俺、今日限界みたい。」
逃げよう
「ごめんな。お疲れ様!」
そう言って迎えにきた車に走る。
頭が混乱してる
男が好き?
俺が?
違う!
でも、拓真に触られて喜んでた
違う!
でも、もっと触られたいって思ってる
違うのに!
怖い。
なんで俺、拓真のしたいようにされてんの?
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