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僕のご主人様
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僕の名前は小太郎。
大好きなご主人様がつけてくれた名前だ。
僕のご主人様である朝陽はとても可愛い。艶々とした黒髪に切れ長の目、すっと通った鼻筋に薄めの唇。
クールそうな見た目と相反して、僕と遊んでる時の笑顔はとても無邪気で、どうしようもなく可愛いのだ。
ほんと、食べちゃいたいくらい。
僕が朝陽に買われてから約6ヶ月。
今日は僕の1歳の誕生日だ。
そんな僕にはひとつだけ願いがある。
毎日神様にお願いしていること、それは。
人間になれますように。
僕と朝陽の世界は家の中と散歩の空間だけだ。
もっと朝陽と色んなところに出かけたい、もっとたくさん触れ合いたい、人間の言葉で朝陽と話したい、もっともっと……。
今日もそう祈っていたら目の前がピカッと光った。
眩しくて思わず僕は目を瞑った。
「きゃんっ」
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