アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
1
-
「うー………ん?」
目が覚めると俺はカーテンを閉め切った薄暗い部屋にいた。
見覚えのある部屋、そこは紛れもなく恋人の寝室だった。
状況を把握しようと体を動かすと、ジャラ、と音がする。
音がした方向に目を遣ると俺の手足は鎖で繋がれていた。
ある程度は動けるようだが……。
また、か……。
ベッドから立ち上がり恋人の姿を探す。
どうやらこの部屋にはいないようだ。
「んー、困ったなぁ」
苦笑しながら呟く。
監禁されるのはこれで五回目。
ある程度動ける長さとは言え、やはり今回も鎖の長さは扉までは届かないようだった。
諦めるように俺はベッドへと戻った。
「さむっ……」
俺はワイシャツ一枚という姿で鎖に繋がれていた。
腹冷えんじゃんかー。
心の中で悪態を吐き、布団に潜る。
「倫太郎ー?ねぇ、倫太郎いないのー?」
少し声を張って彼の名を呼ぶ。
するとすぐに扉が開き、倫太郎が入ってきた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 38