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「好きだ。付き合って欲しい!」
俺の目の前で真っ赤になりながらもしっかり告白するイケメン。
まぁそれなりの普通の告白。
だが俺は残念ながら男好きじゃない。
え、なに、お前ホモだったの?
羨むほどイケメンな友人はホモだった。
引きはしないが驚いた俺はどんな言葉をかければいいかわからなかった。
お前なら女の子だって選び放題だろうに。
「ごめん。それじゃ」
変に気を持たせるのも悪いと思い、断って去ろうとしたところを引き止められた。
「待てよ!なんでダメなんだ?」
「そりゃまぁ、男だし」
「愛に性別なんて関係ないだろ」
えー……まぁそうだろうけど俺には無理だし。
普通に女の子とイチャイチャしたいもん。
大体、俺はお前がいくらイケメンでもキスとかエロいこととか出来る気しないし。
あ、やっぱキスくらいなら出来るかも。
「んーあのさ…なんで俺?」
俺みたいな男、その辺にいっぱいいるだろ。
自慢じゃないが俺は超平凡だ。
一応髪とか盛ってみたり染めたりして、パッと見良い感じにしてるけど、顔を見れば普通。
「俺と三崎が赤い糸で繋がってっから」
は?
…お前イケメンで良かったな。
お前がイケメンじゃなかったら、この世界一気に氷河期突入だぞ。
てかお前そんなキャラだったっけ?
素晴らしい笑顔の田中。
イケメンだけど苗字は素晴らしく普通だ。
「えーと、質問を変える。俺のどこが好きなの?」
こう聞けば少しはマトモなことを言うのではと思った。
あとは興味本意。
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