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不良×一匹狼 ※R18 多少の暴力表現有
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口いっぱいに人の熱と質量を感じる。どうしてこんな事をされているのか分からない。ただ街を歩いていてコイツがぶつかって来たから睨んだ。それだけ。あぁ、それが癪に障ったからこうなっているのか。それから夜の公園に連れ込まれ、ひたすら殴られて時々殴り返して倍返しにされて。いつの間にかこんなものを咥えていた。おかしいな、昔見た時は泣いていた筈なのに何時からこんなに強くなった。コイツは俺のことなんて覚えていないだろうけど。
「あー……へったくそ……」
フェラなんてしたことねぇし当たり前じゃん。
俺の口に性器を突っ込んで腰を振っている男。同じクラスになって再会した頃には馬鹿みたいに喧嘩好きになっていた。街を歩いている不良を捕まえては喧嘩を吹っ掛けているようで、きっとこの辺で知らない人間はいないだろうというくらい暴力沙汰を起こしては停学になっていた。退学にならないのが不思議なくらいだ。しかしまた何故今更。今年からコイツとは同じクラスだが既に季節は紅葉一色。本当に今更目をつけられた理由が分からない。今のコイツには関わると面倒そうだから極力目立たないように過ごしていたのに。赤毛で目立たず、というのも変な話だろうが。
「んぶっ、ふ、ぐ…………」
喉奥を突かれて呼吸もままならず、とにかく男のモノを吐き出したくて噛み付いた。
「い、ッ…………」
「は、はっ…………ふ、はー……」
酸素を吸い込み、呼吸を落ち着かせようと深く息を吐く。
「はぁ……お前なんなの……」
「あぁ?!春から同じクラスだっただろうが!知らねぇのかよ!」
「ぐぁっ……」
頬を蹴り飛ばされ勢いよく地面に倒れると口に砂が入った。
「はー……はー…………」
ジャリジャリするのが気持ち悪くて唾液を吐き出す。
「いや、お前のことは知ってるけど……何で俺?」
「……別に。お前が睨んできたんだろ」
「うぁ…………」
頬を踏まれ地面に横顔が押し付けられる。俺を踏み付ける前に一瞬目を泳がせて言葉を詰まらせたのを俺は見逃さなかった。が、別にそれ以上の理由なんて要らなかったからそれ以上は聞かないことにした。
「は……お前…また停学になんぞ……」
「うるせぇな。お前には関係ねーだろっ」
つま先で鳩尾を思い切り蹴られる。泣き虫だったコイツがこんなに強くなって俺を負かしている。その状況に何故か興奮した。初めて、負けてもいいと思った。既に勝負はついているが。蹴られた箇所を摩りながら興奮を悟られないように息を吐いた。
「おら、咥えろ」
髪の毛を掴まれ体を起こされ目の前には男の勃ったそれ。あ、まだ勃ってたんだ。
「はぁ……?だからさ、なんでお前のしゃぶらなきゃなんないわけ?溜まってんの?童貞?」
わざと怒りそうなことを言いながら先端を指で小突く。
「童貞じゃねぇ!」
「じゃあ何?やっぱ溜まってんの?彼女は?」
「うるせぇな。関係ねーだろうが」
「んむっ……?!」
先程も聞いたような台詞と共に口内に侵入してきた。だから喉はやめろよ。
「ん、っ、んっ、ぉえっ…………」
喉への刺激に嘔吐くが後頭部を押さえられ吐き出すことも出来ない。男の顔を見上げても生理的に込み上げる涙で霞んでしまう。
「はっ、ぁ…………」
男の吐息が漏れる。正直やらしいなと思ったし胸の奥がずくりとした。口内で唾液とヤツの先走りが混ざり合う。それを飲み込むことも出来ずに口の端から零れていくのを感じた。
「く、ぅっ……」
小さな唸り声と共に大きく脈打ったそれから吐き出されたもので口いっぱいに苦味が広がる。不味い。口内からヤツが出ていった瞬間、反射的に吐き出すと、地面が濡れた。まだ苦い。
「マズ……お前何食ってんの……こんなに不味いもん?」
「知らねーよ」
口周りに付いた唾液を学ランの下に着ていたTシャツの裾で拭き取っていると携帯の着信音が聞こえてきた。
「もしもし。あぁ、悪い、忘れてた。今行く」
ヤツは電話に出るなり、服装を正して俺に言葉をかけることもなく去っていった。
「あ、おいっ……」
何だったんだよ……。これどうすんの……。
恐らくアイツにバレてはいないだろう、すっかり火照ってしまった体を落ち着かせようと公衆トイレに入った。
「ん、ぅ……はぁ………」
性急に只々快楽を求めて手を動かす。先程の暴力と俺の口内で快感を得て出た吐息を思い出しながら1人、行為に耽った。
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