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思わぬ再会
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季節は春。俺の苦手な季節。
今、俺は新しいクラスの自分の席に座って
(今日のお昼ごはんは何にしようか...)
と、考えてます。
周りから見れば俺は窓の外をただ眺めているだけの様に見えているのだろう。
いえ、全然違います。すごくのんきなことを考えてます。なんかすみません。
「あ!奏だー!」
「よう。知樹」
「また一緒のクラスだね!」
「そうだな。今年もよろしくな。」
こいつは俺の友達の原 知樹(ハラ トモキ)
去年同じクラスだった友達で、俺が中学1年のときに転校してきた時に知り合ったやつだ。
「ねえねえ、奏。聞いてよー」
「どうした?」
「このクラスにね、僕の知らない人の名前があったんだ。」
「それ、どういう事だよ?」
知樹には友達が多い。元から人付き合いが得意なようで誰とでもすぐに仲良くなれるらしく、同学年全員の名前を知ってるらしい。
「なんか噂だとね、転校生が来るみたいなんだ。」
「ふーん。で、名前はなんて言うんだ?」
「えーとね、確か......」
「お前らー、席につけよー」
チッ、いいところで先生が来たよ...
続きを聞かせろよ...
「今日からこの新しいクラスで1年間やっていくわけですが、その前に転校生を紹介したいと思います。」
まぁいいや。先生の口から聞けるし。それに、誰がきても俺には関係ない。
「それでは入ってきてください。」
ガラッと教室のドアが開く。入ってきた人物を見て俺は驚いた。
「!?」
見た瞬間言葉にならないくらい驚いた。
だって、あいつは......
「はじめまして。日高 玲緒です♪」
俺の童貞を奪った幼なじみなのだから...
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