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久しぶり
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「じゃあ、日高は成瀬の隣の席に座ってくれ。」
そう言って先生は俺のことを指さす。その瞬間、俺は目線を自分の机の上に向けた。
先生まってください。俺、心の準備ができていません。今すごく動揺してます。
だって、あの出来事は俺にとってちょっとしたトラウマになっているわけで、そのトラウマの原因がこっちに近づいて来るんですよ!?隣の席とか本当にムリです!
「奏...?」
今、あいつは俺の目の前にいる。俺が考えているあいだに俺の席のところまで来ていたようだ。
(仕方ない。)
と思い恐る恐る目線を目の前にいるそいつに向ける。
「やっぱり奏だ!」
「お、おう。久しぶり日高...」
3年ぶりに見たこいつの顔は少し大人びた顔をしていた。
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