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5-3side獅琉
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「いや...なんでも、ない...です...」
「ああ?」
「いや、ほんとに大丈夫です!!」
「...」
「そ、そんな睨まないでくださいよ!ちょっと、なんていうか...その...れ、麗さんの耳が気になって...あの、」
「耳だぁ?」
柚木に言われてお粥に夢中になっている麗の耳を見ると、先程獅琉がつけた噛み跡が目に入った。
「あ...」
そういえばさっき噛んだんだった...
「いや、これは...」
まさか麗に欲情したなんて言えねーよなぁ...
「まさか、もう...」
「は?」
「とうとうヤっちゃったんですか!?!?」
「とうとうってなんだよ!しかも声でけーよ殺すぞ」
獅琉は慌てて麗を見るが麗は全く二人の会話を聞いていないようで安心する。
「いや、だって...若、麗さんのこと好きです...よね?」
「あ?...好きってどういう、」
「そりゃあ、恋愛?ですよ」
「...」
恋愛感情の好き?俺が...麗に?
赤ん坊の頃から育ててきたあいつを?
でも...確かに、好きでもなけりゃ欲情なんかしねーか...
麗が、好き...か...
この歳になって、ガキに片思い?笑えねー...
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