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7-1
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目を覚ますといつも隣で寝ているはずの獅琉の温もりがない。
しー?どこ...?
上半身を起こして部屋を見渡すが獅琉の姿は見えない。
「しー?」
枕元に置いてあったうさぎのぬいぐるみを抱きしめて獅琉を呼んでみても返事はない。
しー、どこに行ったんだろう...
それに僕どうして眠って...
「あ...」
そうだ...僕...しーに...
出て行っていいって...
さっきまでの獅琉とのやりとりを思い出した麗は目の前が真っ暗になったような気がした。
どうしてしーはあんなこと言ったの?
僕はいらないのかな...
確かに僕はとろくて泣き虫で他の人とは違って真っ白で気持ち悪い...邪魔になっちゃったのかなぁ嫌になっちゃったのかなぁ...
麗の目にじわじわと涙が浮かぶ。
でも...でも、しーのことが大好きなのに...
しーのそばにいたいよ...ずっと一緒にいてよ...
僕の飼い主さんはしーじゃないと嫌だよ...
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