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麗は部屋の入口の扉に目を向ける。
僕がいたら...しーは、迷惑...なのかな...
僕がしーのうさぎさんとしてできることって何だろう...?
麗は唇を噛み締めた。
僕が迷惑をかけないように、いなくなったら...せめて、嫌いにならないでいてくれるのかな...
麗は立ち上がってゆっくりと扉に向かって歩き出す。
大丈夫、大丈夫。麗はしーのうさぎさんだから...いい子にできる。
泣いちゃダメ...っ
頬を流れる涙を何度も何度も拭いながら麗は扉の前まで来た。
扉の前にぬいぐるみを置き、ドアノブにてを伸ばす。
よかった...鍵、かかってない
麗は少し振り返り
「うーちゃん...バイバイ...」
そう小さく言って扉を開けた。
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