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麗からそんなことを言われたのは初めてで獅琉は戸惑う。
「麗?どうした?」
「んーんっ...きす...ちゅー?」
山瀬に何か言われたのか?
「おい麗おまえ...」
「しー...」
麗がやっと顔をあげて獅琉を見上げる。
その表情を見て獅琉は息を呑んだ。
麗の真っ白な頬はピンク色に染まり、目は涙ぐみ、小さくて形の良い唇は薄く開いている。
「ね...しー、おねがい?」
こいつどこでそんな誘い方覚えてきたんだよ...
はぁ、しょーがねーな...
仕方無く獅琉が麗の頬に口付けを落としてやると麗は不満そうに口を尖らせる。
「やぁ...っ...口にしてっ」
「何お前ほんとにどうしたんだよ...」
「うぅ...しー...」
口にキスするまで譲らなさそうな様子だったので麗の顎を掴み上を向かせる。
「目瞑ってろよ」
「うん...っ」
麗が目を瞑ったのを確認してから唇を重ねる。
麗の唇は今まで遊んできたどの女よりも柔らかい。
その柔らかい唇を舌でこじ開けそうになってしまうのを唇を舐めることでいつも堪えているのだ。
俺の一方的な想いで暴走しちゃだめだ...とか言いつつキスはしてるんだけど。
しばらく麗の唇を堪能してから唇をぺろりと舐めて顔を離す。
ゆっくりと目を開いた麗は、頬を染めて綺麗に笑った。
「ぼくね、しーが好きよりもっと好き...」
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